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2019年10月に読んだ本

今月読んだ本・・・・・・6冊


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仮面の街
ウィリアム・アレグザンダー
★★☆☆☆
読むのが段々面倒に‥


スタンフォード大学教授が教える 熟睡の習慣
西野精治
★★★☆☆
スタンフォードねぇ…


ザ・パワー
ロンダ・バーン
★★★★☆
心が弱ると読みたくなる引き寄せ。


百人一句
高橋睦郎
★★☆☆☆
うーん、セレクトいまいち。


最後の詩集
長田 弘
★★★★★
突き刺さる。


容疑者
ロバート・クレイス
★★★★☆
主人公(犬)最高!


★★★★★ また読みたい本
★★★★☆ 堪能した本
★★★☆☆ まぁ満足した本
★★☆☆☆ どっちでもいい本
★☆☆☆☆ 時間のムダだった本

(あくまでも独断・偏見ですので悪しからず)


詩集とか、句集がこの頃読みたい気分でした。

『体の中から「キレイ」になれる50の習慣』ヴィクトリア・モラン

ワニ文庫
Amazon

体の中=心の光

美容カテゴリに入れたけれど。
どっちかというと自己啓発本かも。

気持ちを励ましてくれる、小さなアイデア。
生活を美しく楽しくすることで自分を支える。

タイトルからは期待薄でしたが。
読んでみると、とても良い。

ありそうな、聞いたような内容なのですが。
清々しさがあるのはなぜだろう。

「光の時」ということに言及していて。
これにはドキッとしました。

私がずっと大切にしていた時間はまさに「光の時」で。
その時間を失ってから、もう随分経ちます。

以下、ちょっと引用やら要約やら。

60歳くらいに見えた女性が82歳と知り驚いた著者。
秘訣を尋ねると彼女はこう答えた。

「昔、あるときに、世の中には暗いことよりも明るいことのほうがずっと多いと気づいたの。だからそれ以来、ネガティブな物を自分の中に入れないようにしているだけ」

ちょっとしたことも手を抜かずに

 人間は、この身一つというわけにはいきません。みんなの目には、あなたがどのような生活を送っているかが見えています。
 生活は、小さな部分が無限に組み合わさってできたもの。手紙一つとっても、宛名の書き方、切手の選び方、切手の貼り方など、いろいろな要素が含まれています。同じように、個々の要素を大切にすれば、生活全体が優雅で美しくなるでしょう。

私たちは見るもの、きくもの、かかわるものすべてを吸収。

上品な環境に置かれれば雰囲気を吸収して、上品になっていく。

周囲を美しいもので埋め尽くせば、その美を心と体に取り込める。

好きなものをたくさん身にまとう。

今よりもっといい気持ちになれる。

素晴らしい音楽をきき、芳しい香りをかぎ、美味なご馳走を食べる。

私たちはもっと美しくなれる。美はうつるもの。

美しいもので周囲を埋めつくす

あなたのエネルギーのパターンが変わる

*どんなものもエネルギーであり
 エネルギーである以上は「変えられる」

人生や環境の基礎となっているパターンの多くは変えられるのです。しかも、びっくりするほど簡単に、すばやく。
 そのためには、あなたのまわりを、景色、音、匂い、味、肌触り、経験など、すばらしい気分にさせてくれるものでいっぱいにしなくてはなりません。あなたに美と喜びをたびたび吹き込んでくれる、あなただけの世界を創り出すということです。

自分を元気づけてくれる言葉を、頭の中にインプットしておきましょう。そうすれば、必用なときにその言葉に頼れます。

記憶したものは私たちの中に根付きます。時間がたつうちに、一言一句正確ではなくなっても、言葉のエッセンスが効果をもたらしてくれるでしょう。

自分の性格と価値観を大切にするには、それがどういうものなのかを知らなければなりません。あなたは何を最優先していますか? 何をすると幸せになりますか? それをどれぐらいの頻度でしていますか? 誰といっしょにいたときですか? 社会にどんな遺産を残したいと思っていますか?

あなたの人生に喜びを与えるもの、意味を与えるもの、それらを定期的に思い出せるようにしてください。どちらからも、あまり遠ざからないように。

最後にあなたを訪れたのは、もう何年も前かもしれません。でもその時の経験と、必ずやってくる次の”光の時”に対して感謝しましょう。まばゆいほど輝いた日にも、そこそこの日にも、かろうじて乗り越えられた日にも、ありがとうといいましょう。そこを曲がれば、また別の世界が見えてきます。


(2020年12月 読了)
エセ美容本みたいな安っぽいタイトルが勿体無いな。
常に心を磨く、そのために外面も整える。
人生を捧げる大きな目標を持って生きる。
そして、毎日感謝を忘れず、自分も愛する。
そういうテーマで書かれている本なのですけれど。

つぶやき集 2020年2月 

自律神経系の疾患に次々と罹り、思い込みの強さには自覚のある私。ある日発生した「歳を取るほど元気になってくる」という思い込みにずいぶん助けられている。同年輩の人が年齢の衰えを口にする頃から「私は逆。若い頃より今の方が元気」と言い続けている。
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同じ理屈で言えば。若い頃より今の方が肌が綺麗、と思い込めば良いのかもしれないけれど。ついつい「若い頃は肌が綺麗だったのになぁ」とぼやいてしまう。良い思い込みの効果は知りつつ。定着した悪い思い込みは覆し難い。たまたま保持している良い思い込みすらも、うっかり消してしまいかねない。

いきなり、マイナスをプラスにねじ伏せるのも不自然で無謀で。前より良くなってる、段々良くなってる、と言ったり思ったりしているくらいがいいような気がする。劇的な上司運の悪さを長年抱えてきたけれど、「今度の人は前よりマシ」と思えた辺りから、変わる度に良くなり、今の上司は好きだ。

先日の続き。私の一番悪い思い込みは、一つ躓くと雪崩れるように全て駄目になりやすいという自分の性格についての認識・・・かな。出だしが悪いと取り返しつかないという思い込みは結構強い気がする。「段々調子が出てくる」と思い込むための口グセを作るといいかも。
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とはいっても。人間の性格ってそんな単純ではなくて。朝の出だしが悪いと駄目だという強固な思い込みを押し殺しつつ、平気平気このくらいすぐに取り返せるとうそぶいて、でもそれを自分が信じてなくて、やけくそになってまだ大丈夫とダラダラ、グダグダし続けて、どんどん状況を悪化させたりする。

それを何度も経験すればますます、出だしががコケたらその日は最悪という思い込みは強まってしまう。逆手にとって、朝の出だしを常に最高の状態に出来る努力をすればいいのかもしれないけれど、これも必ず毎日自分の意思で何とかなるものでもない。ある意味、自力に頼りすぎてプレッシャーなのかも。

淡々と。毎日これだけは最低限やると決めたことをペースが崩れようが、定時にやりそびれようが、できる範囲でやり遂げられたらいいなと思う。これをいい思い込みとして言語化するなら「私、自分との約束は不思議と守れるんだよね」とかどうだろう。「決めたことは必ずやり通せる」よりは言いやすい。

屁理屈こねながら、今日出勤できるかどうかの不安をやり過ごしている朝。

心の整骨  021 creative

2021.10.23 creative   comments 0
どのように書くか、というよりも、
なにを書くかだ。
書かなくてはならないことが、なになのか、
書くほうにそれがわかっていなかったら、
読むひとにはつたわらない。
小手先でことばをもてあそんでも、
読むひとのこころには、
なにもとどかない。

     花森安治『灯をともす言葉』  


「心の整骨」って?と疑問な方はこちらをお読み下さい。
「心の整骨  まえがき」

『深夜の読書』辻井喬

新潮文庫
Amazon

いつ読んだんだかわからない…

世代も境遇も。著者と私は一切似たところがないのに。
妙に共感できるところがあります。
たくさんあるのではなくて、たまに。稀に。

でもその少ない共通する感覚がどこか珍しい感じがする。
具体的に示すのはズボラな私には面倒なので割愛します。
そもそもうまく説明のしようもないようなものなのです。

ざっくりと言えば。
好きなもの、嫌いなものが似ているのでしょう。
好き嫌いというのは、人間の本質を表すもので。
やはり私はこの人とどこかが似ていることになる。

西武王国の破滅のことをどうしても思い浮かべてしまう今。
著者の生い立ちや社会的地位と活動について知っている今。
ただ一人の小説家としての彼を思うことは難しい。

だけど。この人の文章は悪くない。
派手でなく、地味でなく、少し古びた言葉遣いで。
わかりやすい文章で端正で読みやすく、飾り過ぎない。
でも。ちょっとはぐらかしたようなところがある。
ほんの少し、気障だと言ってもいいかもしれない。

そう。そういう文章は私は結構、好き。

で。読んだ記憶のなかったこの本に。
挟まれていた付箋のページからの引用してみます。

どこがどうして良いと思ったかも思い出せないまま。

 開高健氏の短編集『歩く影たち』と、村上春樹氏の『風の歌に聴け』を偶然続けて読み、前者は大人になりきれない大人の話であり、後者は青年で在ることができない青年の物語りだという気がした。

 読書は見栄のためにするのではない。自らの内部に問題意識があって、ひとつはその内容をはっきりさせるために、次には問題を解く手がかりを摑むために読む。だから、自分の仕事を持ち、現実の矛盾にぶつかることが多ければ多いだけ、読書への欲求は強くなるはずである。
 
 「いつの時代も一層美しい世界へと憧れるものである。混乱した現在への絶望と苦痛が深まるほど、ますますその憧れは激しい」
 と、ホイジンガーは『中世の秋』で書いているが、現在、人々が思い描く“美しい世界”とはどのようなものであろうか。

 長い年月をかけて、人々が使いこなし改良してゆくうちに、物の形は贅肉を落とされて作品としての美しさを持つようになる。それは機能的な美というよりも、生活の知恵が放つ輝きのようなものだ。

 東京のような都市に住んで、たとえば先頃物故したカール・ベームのような人が指揮する古典音楽を聞く時、私は屡々三島由紀夫の世界を思い出した。これは全く独断的な理解かもしれないけれども、彼の文学の整然とした構築性、その劇的な主題の展開、それらが何と皮肉に現代の、そしてその作品世界自体の虚構性を開示していることか。三島文学の本質を、最も端的に表現していると思われる『近代能楽集』を読むと、三島由紀夫は虚構というものの効果を充分に心得ていて、そこから立昇ってくる沈黙の深さを、何とかして伝えようとしていたように思われる。彼が作品に与えた煌びやかな修辞も、それが美的であればあるほど虚構の骨組を明らかにし、物言わぬ淵の深さを訴えてくる。文学と音楽のジャンルの違いを越えて、古典に対する関係で言えば、三島由紀夫と武満氏は同じ探索を、考え得るかぎりの対極的な手法で実行していると言えるのではないか。

 生きてゆく上で、いろいろと困難は多いけれども、美しく老いるぐらいむずかしいことはないようである。
 そんなつもりではなくても、時代が変わり、それまで努力して積み上げてきた価値が少しずつくずれ去り、かつては称賛の対象となった功績が、逆に批判の指標とされるのを見ると、憤り、嘆き、世をのろいたくなるのは、凡夫の情の自然のなりゆきであるだろう。
 美しく老いることが可能になるためには、歴史の非情さ、その悪魔的な相貌と付き合える絶望の深さが必要なのだ。
 G・サムソンのいうように「悪の問題と正面からとりくむことをしない」日本人の精神構造は、この歴史認識を不可能にする。ここから絶望の深さは生まれない。
 第二次世界大戦が終了した時点で、挫折とそこからの脱出という、思想的体験を経たはずであるのに、三十年後の今日、社会に内面的な強靭さが欠如しているように見受けられるのは、その体験が安易な諦めと妥協、「国破れて山河あり」といった情緒に流れていたからではないのか。
 罪の意識も、罰の厳しさも存在しない社会は、普遍的価値がないことによって、歴史意識もまたあいまいにするのである。これは住み良いようでいて意外に住みにくい世界なのではないか。そこでは、人々が美しく老いる心意気を持つことは困難である。

 
最後の長い引用。
これが一番、グサグサ突き刺さる。
激しく同意。

そしていつの間にか私もこの仲間かと恐れる。

(2020年11月 読了)
近頃、頻発していますが。
読んだ日の不明な本は、感想を書いた日を読了日とします。
おそらく数年前だとは思いますが・・・
  

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
*ブログタイトルの由来

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